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ピンクトルマリンのスクエアリング、最高品質を求めて宝石問屋を回った結果 2023-05-01 |
先日、5mmのピンクトルマリンのスクエアリングのご依頼がありました。 まずジュエリーの「スクエア」はざっくりと言うとちょうど正四角すいをひっくり返したような感じの形です。 そこに職人による細かなカッティングが施されてキラキラ光るようになってきます。 U PLANETでいままでスクエアのリングで使用していましたリングは「スクエアバフトップ」というカット方法のルース(裸石)です。 スクエアバフトップはトップ面が丸く滑らかに磨かれています。 また、スクエアバフトップの方が丸みがあって厚みがあるぶんピンク色が濃く見えます。 <ピンクトルマリンスクエアバフトップ> ![]() 一方、スクエアカットはトップ面がフラットにカットされており、さらに細かいカットが施されているのでピンク色の濃さというよりはキラキラとした光沢感を楽しむという感じになります。 ちなみにこのスクエアバフトップのピンクトルマリンで制作したリングがこちらになります。 ![]() 【k10(10金)高品質ピンクトルマリンのスクエアリング】の商品の詳細はこちら トップ面の丸みが優しく可愛らしいのですが、側面から底にかけてのカットが鋭いので、キラキラと光が反射して綺麗なリングとなります。 ただ、今回のお客様はこのスクエアバフトップですとピンク色が濃いのは良いのですが、もっと鋭いシャープさのあるルースがお好みとのことでした。 ではスクエアカットはどうかというと、カットが細かくキラキラが理想の形ではありますが、スクエアバフトップにくら比べるとピンク色が若干薄くなってしまうとのことで、こちらもまりお好みではないようでした。 <ピンクトルマリンスクエアカット> ![]() というわけで、上記のスクエアカットの画像よりピンク色が濃いスクエアカットのルースを探すこととなりました。 もちろん上記よりもピンク色が濃いピンクトルマリンなので、それなりに価格も上がります。 差額も追加料金でいただくことにはなりましたが、とはいえ本当にあるかなあ・・・と不安に思いながらもいろいろ宝石問屋を回ってみました。 なんとかやっと2種類のルースをお客様にご提示することとなりました。 まずはこちら (1) スクエアカット:傷や不純物なし。濃いピンク。カッティング丁寧。いわゆる最高品質ピンクトルマリン。 <最高品質ピンクトルマリン スクエアカット> ![]() つぎはこちら (2)スクエアエメラルドカット:四角の角をさらに切り落とすカッティング方法。傷、不純物あり。カッティング丁寧。ピンク色は(1)よりも濃く、ワイン色に近いピンク色。 傷や不純物がなるべくないものを選んで撮影しました。 <ピンクトルマリン スクエアエメラルドカット> ![]() 特にパワーストーンを扱ってるジュエリーショップでは、不純物や内包物もその天然石の個性としてとらえられ取引されております。 ピンク色が(1)よりも濃いですが傷が四角に入っています。(何本も入ってる細かい白い線や変な光が傷です) 正面からの画像をみると傷がハッキリしています。 青い◯で囲った場所、上左、下左右が特にわかりやすいと思います。 ![]() お客様にはこの2種類のルースを提示し、お好きなほうをお選びくださいとはお伝えしてはみたものの、私もよく考えたのですが、(1)がやはりオススメだと感じました。 というのも、(1)は一般的に言う人気の最高品質ピンクトルマリンなので他の業者さんもドンドン仕入れていくので仕入れのサイクルが早いです。 (2)はどちらかと言うと人気がなく在庫として多数残ってしまっている感じでした。 ジュエリーとしての価値はもちろんですが、同じ業界の人から人気があり仕入れの循環が早いほうが、エネルギー的にも活気を感じますよね。 お客様も画像入りでご説明したところ、「私が(1)を勧められたのが分かりました」との返信があり(1)の最高品質ピンクトルマリンスクエアカットのルースでリングを制作することとなりました。 |
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